朝晩の風に涼しさが混ざり、
秋の足音が
聞こえ始めましたね。
季節は確実に進んでいますが
私の心にはまだ、
あの「夏の一番熱い場所」の
熱気が残っています。
そう、
今年最大の夏の思い出...
”甲子園”での
高校野球観戦です!
かれこれ10年近く
温め続けていた悲願。
実は昨年、
初回のキャスターコラムで
「来年こそ甲子園へ」と
意気込みを綴っていたのですが、
ついに、
その夢が叶いました。
というのも
母校・佐野日大高校が
16年ぶりに
甲子園出場を
果たしたのです!
残念ながら
高校在学時は
甲子園で応援する機会が
ありませんでした。
だからこそ
「これは行くしかない!」と。
普段は心配性で
石橋を叩いて叩いて
渡るタイプの私ですが
今回は
いろいろな方に
背中を押してもらい、
前日の夕方に
新幹線と観戦チケットを購入し
宿泊先も予約。
しかも当日は
朝番勤務の最終日。
早朝4時に出社し
12時までの勤務を終え、
目の下にくまを携えながら
新幹線に飛び乗りました。
そもそも大阪を訪れるのは
約10年ぶり。
御堂筋線を探すのにも
苦労しているところへ
なんと海外の方に道を聞かれ、
半分停止している頭をフル回転させます。
「Where are you going?」
「I’m going to Koshien.」
「Where’s that...?」
「...The high school baseball tournament! It’s amazing!!」
「Oh, yes!!
I don't really know about it, but I totally get your excitement! 」
果たして
伝わったのかは
分かりませんが(笑)
無事に道案内を終え、
いざ甲子園へ。
最寄り駅に到着し
少し歩くと、
すぐに「阪神甲子園球場」の
文字が見えてきました。
と同時に視界に飛び込んできたのは、
見覚えのある桜色の旗やバス...
佐野日大の大応援団です。
「本当に来たんだ……」
そう感動していたのも束の間
さらなるサプライズが待っていました。
高校時代の担任の先生をはじめ、
当時授業を教わっていた先生方も
応援に駆けつけていて、
なんと、13年ぶりの再会です。
「富山、なんでいるんだ!!」
そう笑いながら驚く先生方。
卒業して13年が経ちますが
覚えていてくださったことが
何より嬉しかったです。
そして念願の球場へ・・
足を踏み入れた瞬間、
鳥肌が立ちました。
画面越しに見るのとはまるで違う、
何倍もの熱気に包まれた空間。
目の前で繰り広げられる、
本気と本気のぶつかり合いに
選手に届けとばかりに飛ぶ声援。
ひとつのプレーに沸き起こる大拍手。
そこにいる全員が、
同じ瞬間に心を動かされている感覚に
圧倒されました。
徐々に暮れていく空とともに
試合は6回まで0-0のまま進み、
迎えた7回表。
ついに待望の先制点!
そのままリードを守り抜き、
なんと26年ぶりの初戦突破を果たしました。
桜色に染まったスタンドは
大歓声で揺れ、
私も「ありがとう」の気持ちを込めて
全力で拍手を送りました。
初めて訪れた甲子園で、
母校の活躍を
直接目にすることができるなんて。
これ以上ない夏の贈り物です。
さらに現地では、
新潟代表校の取材に来ていた
前の職場の同期や後輩とも
会うことができ、
嬉しい再会の連続でした。
滞在時間はわずか36時間。
濃密すぎる旅の余韻に
浸りながら、
久しぶりに取り出したあるもの。
新潟時代の取材ノートです。
この泥臭い情熱が
あったからこそ出会えた
10年後の景色だったのかもしれません。
今年もありがとう、
高校野球!