贖罪
第2話拝見して、結構落ち込みました。
既に感情移入している自分が居ました。
観てる側も、気付かない内に心に静かで深い切り傷を付けられている様な凄さでした。
プロであるスタッフと俳優陣に対して失礼な言葉かもしれないですが、やはり一言「凄い!」としか言いようがありません。
それぞれの人物の背景がどんどん明確になる度に、彼らの現在までの贖罪の切なさに胸が痛くなりますね。
演者の皆さんそれぞれ個性的でありながら、アドリブの多いシーンでの(市原さん談で)自然な仲良さと食事場面での本気食い(笑)、あそこが深刻なストーリーの中で僕のオアシスになっています(笑)
演技には演者の人間性が顕れるという市原さんのコメントがありますが、確かに!
陰の努力は決して見せず、激しい感情が溢れない様抑えて、あまり言葉に出すことがなく常に内なる情熱を持つ浅見と玉森君。
気遣いと優しさで、自分を後回しにしてしまう奉仕の精神の凄い広沢と小池君。
ストレートに感情を顕して誤解を受けることもあるが、実は人が良く真っ直ぐな性格の谷原と市原君。
サラブレッドの血筋でありながらそれを鼻にかけず、人間的で人を押しのけて自分を出すことが出来ずにいる村井と三浦君。
マイペースに生きてきて人をむやみに近づけさせないところがあるが、実は一旦懐に入ってしまうと気の良さと面倒見の良さを発揮する深瀬と藤原君。
まるで豪華な幕の内弁当の様なドラマです。しかも、また次に食べる時にはそれぞれの味付けが変化して飽きさせない。深刻さと笑いが共存するのが意表を突く美味しさですね!(笑)
英語表記で【Reverse】であり【Rebirth】原作を尊重しつつ更に超えてくるこれからの展開が楽しみで、今まで無かった新鮮なサスペンスです。