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2011年12月11日
羽田空港にある「航空地方気象台」へ、取材に行ってきました。
航空地方気象台は、羽田・成田・中部・関西の4か所の空港にしかない特別な気象台で、主に航空機が安全に運航できるように、24時間、観測・予報を行っています。
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羽田空港の場合は、滑走路の風や雨などの観測値が、リアルタイムにモニターに表示されています。
航空機にとって特に危険なのは、風の急激な変化。離着陸の時は風の影響を受けやすいので、観測値がとても重要なんですね。
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観測は機器によるものだけでなく、職員による「目視」も行われています。
雲の種類や高さ、また視程(見通せる距離)などは、最終的に職員の目で見て判断されているんですね。たとえば、視程の場合は、遠くの目安になる建物が見えるかどうかで距離を測ります。
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この目視による観測は、基本的には30分に1回。ただ、天気が急変する時などは、もっと短い間隔で観測して、管制官や民間の運航会社などへ広く配信されます。
空港での観測は、やはり知識や経験が必要とのことで、熟練した人が多いようです。
気の抜けないシビアな空気を、強く感じた取材でした。
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