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2013年5月26日
今回は、ハンググライダーの取材に、国内有数のスカイスポーツのスポット、茨城県の足尾山へ。
ただ、ハンググライダーと言っても、飛んでいるだけではなく、実は上昇気流の研究がなされているんです。
研究を行っているのが、サラリーマンでありながら、筑波大学に通って研究をされている豊田良平さん。ハンググライダーで空を飛んでいるうちに、もっと空や大気のことを知りたいとなって、研究を始められたそうです。そして、研究のお手伝いをされているのが、ハンググライダーの日本代表!鈴木由路さん。なんと、6人しかいない代表のお一人です。
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ハンググライダーは自然の力だけで空を飛ぶので、「サーマル」と呼ばれる、地面からの熱によって発生する上昇気流を見つけて、それを乗り継いで飛び続けます。
このお二人は、グライダーに観測器を付けて、どこで上昇気流が起こるのか調査をされているんですね。
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これまでの研究で、山の山頂付近とか、自然に囲まれた市街地とか、そういったところで上昇気流が起こりやすいというのが分かってきているそうです。
たとえば、夏場の局地的な豪雨は予測が難しいですが、元をたどっていくと、一つの上昇気流=サーマルがきっかけになっていることもあるんですね。
どういった場所で上昇気流が起こりやすいかを見つけることで、予測のヒントになる可能性がある、そんな斬新な研究が空の上で行われています。
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