TBSのお天気番組

１週間のスタートに天気予報はもちろん、日常の関心事項をキャッチ！趣味・健康などすぐに役立つ情報をお送りします。

増田雅昭がお伝えします。


2013年8月4日いよいよ10日から始まる世界陸上。屋外ですから、やはり天気が関係します。今回は陸上競技の風について取材しました。風速2メートルというと木の葉が揺れる程度ですが、陸上競技では重要な意味を持ちます。よく「追い風参考記録」って聞きますよね。追い風が平均風速2.1メートル以上だと、風によって記録が伸びたとされて、公式の記録としては残りません。
100メートル走の場合、一説では、風速1メートルでタイムが0.1秒近くも速くなるそうです。100メートル走だと、記録に関わってくるわけですね。その重要な風の観測ですが、気象庁などが使っている風向風速計とは違うんです。
陸上で使われる風向風速計は、「超音波式」。突起と突起の間に超音波を発生させます。その部分が、風を受けることによって生じる伝播時間のズレの変化を測定して、風向と風速を測定するんですね。 100メートル走では、50メートル付近のコースすぐ横に設置してあります。ハッキリ見えるか微妙ですが、そんなマニアックなところも世界陸上で注目してみてください。

増田雅昭

1977年12月26日生まれ・滋賀県出身・A型
趣味・特技：野球の打率と予報の的中率を上げること、自転車をこいで風を感じること、スノーボードで雪とふれあうこと