紅葉の時期遅れる　その理由とは？

群馬県の伊香保温泉では、紅葉の見ごろを迎えています。
平年より10日ほど遅い見頃となっているようです。
観光客の方も大勢訪れていて、
きれいな景色を写真におさめていました。
一方、都内の紅葉は、少し色づき始めている段階
ということで、取材した場所の見ごろは１２月１０日頃です。
秋のイメージが強い紅葉ですが東京都心の紅葉は
冬の風物詩となるかもしれないんです。

「５，６０年前というのは、１１月１０日ぐらいがもみじの見頃
でした。ただ今は１２月前後で、一か月ぐらいずれてます。」
と研究されている方は話していました。
葉が色づくために必要な要素は、日差しと寒さです。
光合成によって葉っぱの中に糖ができるのですが、
寒くなると糖は栄養として枝に流れていかず、
葉っぱの中に残ります。
その葉っぱに残った糖が紫外線によって
赤色に変化します。
近年は温暖化の影響で秋ごろでも温かい日が
続いているため、紅葉の時期もずれてきているんです。