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解説奈良岡希実子(気象予報士)
趣味・特技読書、プロレス観戦
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令和2年九州豪雨 検証
2020年7月19日放送大雨特別警報が発表され甚大な被害をもたらした
令和2年7月豪雨、大雨となった原因を検証しました。
熊本県などで大きな被害をもたらした大雨、
多い所では降り始めから1000mmを超える雨を観測しました。
熊本県球磨川が氾濫した時には激しい雨を降らす線状降水帯が
10時間も続き異例の長さとなりました。
そもそも今回の豪雨は梅雨前線が同じ位置に停滞していたことが
原因なのですがさらにもう一つ、前線上にある
小さな低気圧“メソ低気圧”の存在が影響しています。
令和2年7月豪雨、大雨となった原因を検証しました。
熊本県などで大きな被害をもたらした大雨、
多い所では降り始めから1000mmを超える雨を観測しました。
熊本県球磨川が氾濫した時には激しい雨を降らす線状降水帯が
10時間も続き異例の長さとなりました。
そもそも今回の豪雨は梅雨前線が同じ位置に停滞していたことが
原因なのですがさらにもう一つ、前線上にある
小さな低気圧“メソ低気圧”の存在が影響しています。
この“小さい”ということがポイントなんです。
低気圧は発達すると前線は南北に傾きます。
その低気圧が東へ移動すると雨を降らす範囲も移動し
“短い間”雨を降らせますが低気圧が小さいと
前線の傾きは変わらず
低気圧が移動しても雨の降る範囲は変わりません
そのため“雨が長い間”降り続いたのです。
低気圧は発達すると前線は南北に傾きます。
その低気圧が東へ移動すると雨を降らす範囲も移動し
“短い間”雨を降らせますが低気圧が小さいと
前線の傾きは変わらず
低気圧が移動しても雨の降る範囲は変わりません
そのため“雨が長い間”降り続いたのです。
今日のファッション
今回の衣装は、ブルーで爽やかな感じでした!
今回のSunトピでは、令和2年7月豪雨の原因について、お伝えしました。毎年のように大きな災害が起こってしまうことに、心が痛みます。これ以上災害が起こらないよう願うばかりです。ただ、それでも大雨が予想される場合には、みなさんの大切な命が守られるよう、しっかりと気象情報を届けて行きたいと、気象に関わる一人として強く思っています。
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