いま、この2月に亡くなった
石牟礼道子さんが、
ちょっとしたブームなのだそうです。
6月23日OAの「ニュースの視点」では、
「報道特集」の金平キャスターと、
長年、石牟礼さんと親交のあった
熊本日日新聞社の高峰武論説顧問を
お招きして、石牟礼道子さんのお仕事を
取り上げました。
その制作の裏側をご紹介しますね。
石牟礼さんは、私と同じ
熊本出身の作家でもあり、私にとって、
ちょっと特別な存在かもしれません。
担当のディレクターさんから
今回のお話をいただいたとき、
ちょっと背筋が伸びました。
地元の熊本日日新聞が、
2月に石牟礼さんの追悼特集を
掲載した時の担当記者さんが、
いま、東京に赴任されていらっしゃる
というので、
お話を伺いに熊本日日新聞東京支社に
お邪魔しました。
久間さんは、聡明な方で、
特集紙面製作の打ち明け話など、
いろいろ教えていただきました。
丸の内にある東京支社には、
ちょうど出張でいらしていた
河村邦比児社長にもご挨拶。


ややマジメに下準備をして臨んだ
「ニュースの視点」でしたが、
本番当日はたいへん楽しい時間でした。
打ち合わせでは、熊本弁で、
「テレビは大変かねぇ。」と
はにかんでいたのに、スタジオでは
高峰さんのお話が止まらず、
金平キャスターも圧倒されていました。
予定の時間を
大幅にオーバーして、収録完了。
私たちはとっても楽しい時間でしたが、
OAのためには、そこからが一苦労。
担当したディレクターさんが
とってもガンバってくださって、
放送枠内に編集して下さり、
無事、6月23日のOAに漕ぎ着けました。

学生時代に何冊か
石牟礼さんの著書を読んでからなのですが、
石牟礼さんの名前に触れると、
気を引き締めなければいけない
気持ちになります。

ただ、今回のお仕事での収穫は、
高峰さんの明るさと気さくさ。
あの気さくさで、水俣病の方々の家を回り、
水俣病で苦しむ人たちは、
ホンネで語ってくれたのだと思いました。
高峰さんの「聞く力」に触れたのは、
とってもいい勉強でした。
また、ニュースバードで、
お目にかかりたいです。