『俺の家の話』第1話をご覧いただきありがとうございます。
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さて、ここでは1話の撮影エピソードをお届けします。
まずは物語冒頭、観山家の居間で“今後の話”をしているシーン。
舞「もう次のフェーズに入ってんだわ、うちら」
寿一「フェーズ?」
フェーズの意味が分からず、何度も聞き返す寿一に、舞と同じく「段階だよ、段階!」と思わず寿一につっこんでしまった方もいるでのは?(笑)。
撮影時、長瀬さんと監督は“フェーズ”の言い回しを「1回目のフェーズは理解している風にしておいて、2回目でフェーズ?という感じにして、3回目で絶対意味わかってないな…と伝わる感じにしよう」などと相談していて、“フェーズ”という言葉ひとつのニュアンスにこだわっていました。
続く玄関のシーンでは、「スマホの待ち受け画面を見たとき、一大決心みたいなものが少し見える、あったほうがいいのかな、と。そして、最後は(寿限無を)安心させるために、でっけえ目と、あえて言っている感じなのかな」と長瀬さんは桐谷さんや監督と話し合っていました。クスっと笑えるところもあり、切ないところもある。次のフェーズに入っている舞、踊介、寿限無と、父の病状を受け止められていない寿一の温度差が……なんとも言えず切ないシーンでしたね。
続いては、ケアマネージャーの末広による“認知症のテスト”シーン。
リハーサル前、荒川さんは「本番の時、“おじいぃ~~ちゃ~~ん!”って大きな声で言わせていただきます」と西田さんに伝え、「え?耳栓したほうがいいレベル?」と動揺する西田さん。「あの、耳元で、大きめに……大丈夫でしょうか?」と承諾を得する姿に、「むしろ、どのくらいの音量がめっちゃ気になるわ~(笑)」と長瀬さんがつっこみ、「ドキドキする~。耳、大丈夫かなあ」とおちゃめな笑顔の西田さん。本番後には、「この音量ね!」と一同、大爆笑でしたが……ケアマネージャーの末広は2話以降も登場するのでお楽しみに!
また、長瀬さんは羽村くんの服やリュックを直しながら「俺でかぶっちゃうよね。こっち側に立って大丈夫だよ」と伝えていて、1話にして本当の親子のような雰囲気でした。2話以降も親子のやりとりに注目ですよ。
そしてテストシーンでは、西田さんが「数字は秀生が書いてから、寿三郎が書いたほうがいいかなと」「ちょっと考える間とかね、やってみるね」などと様々な提案をされていて、本番直前までセリフ合わせをしていた羽村くんと荒川さんと西田さん。監督は、秀生のセリフのテンポ、“お父さん、大丈夫なのか”と心配になる兄弟たちの表情を大切に演出。スタッフ陣はモニターを見つつ、「兄弟たちはもちろん、寿三郎さんの表情も切ないね」と少し瞳がウルウルしていました。
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そして、次週第2話は1月29日(金)よる10時放送。
寿一が二十八世観山流宗家を継承!?そして、さくらは後妻業なのか!?みなさん、お楽しみに!