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観測日誌

日曜劇場「流星ワゴン」:最終回 2015年3月22日 日曜よる9時〜放送
by. HomePage STAFF
75. 2015.02.28 Sat. 父親と死と息子への愛情
忠さんと橋本さん、幽霊と生霊になっている二人のお父さんたちは、居酒屋で杯を合わせながら、死について、そして息子に対してそれぞれが持つ思いを話しています。
写真:75-1
幽霊だから痛くないんです!
幽霊だから身体に痛みは感じない。だけど、心の痛みはずっと抱えたまま。むしろ心が痛くて痛くて痛すぎて幽霊になってしまったようなもの。生霊の忠さんはまだ死んではいなくても、心残りがあるからこそここに来ているんです。橋本さんがどう思って健太くんに成仏をすすめているのか、その本心が聞きたいんでしょうね。
香川さん「だけど、橋本の話を聞いているうちに『自分の問題だ』って考えるようになっていくよね。子どものこともそうだし、『死ぬ』ことに対しても自分にあてはめて聞くんじゃないかな。」
吉岡さん「死について話すときって怖いと思うんです。橋本は死んでいるけれど、幽霊となって存在しているわけだし、本当の死というものがどういうものか分からないからこそ怖いんでしょうね。」

忠さんと橋本さんはまったく違うタイプのお父さんです。だけどお父さんであることは同じなんです。だからこそ忠さんは橋本さんが何かを隠していることもわかるし、真剣に向き合うことが出来るんです。本当のことを言われたら、人はつらくて耳をふさぎたくなってしまうことってありますよね。
写真:75-2
もう止めてください
香川さん「6話で自分のことを見てきたから、同じ父親として自分の問題として、同じ目線で話したいです。橋本に対して話してますけど、自分のこととしか話せてませんけど、受けられます?」
吉岡さん「それならぼくは、自分のこととして受けます。」
写真:75-3
目をあわせるため一緒に座ろう
叱るんじゃなく「自分なら」という言い方でいくことにした香川さん、台本に書かれているのは「言葉」ですけれど、そこに心がこもることで「言霊」になるんだろうな、と思わせてくださるシーンです。監督も実際にお子さんがいらっしゃいますし、とても力を入れて作り上げてらっしゃいました。
写真:75-4
父親の気持ちが見えるようにするには
成仏した先に何があるのかはわからない。だけどきっと生まれ変わって幸せになれると信じたい。そうでなければ幽霊なんてやっていられない。健太くんが成仏して、生まれ変わって幸せになれるように、一雄さんがやり直しの旅で、美代子さんや広樹くんと笑顔でいられるように、そして一雄さんと忠雄さんが美味しいお酒を酌み交わせるようになるように、それぞれの願いを、言えなかった本心を。そして明日、ワゴンはふたたび蓼科へ…
写真:75-5
この子を成仏させてやりたい

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