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観測日誌

日曜劇場「流星ワゴン」:最終回 2015年3月22日 日曜よる9時〜放送
by. HomePage STAFF
92. 2015.03.16 Mon. きっと明るい未来が待っている
楽をさせてあげることと信用するということは全く別のことです。こんなふうに全てをさらけだして、ぶつかっていければ良かったのに。生きていくというのは共に悩んで泣いて悲しんで、そして笑っていくこと。一緒に出来なければ意味がない、そうでなければ「家族」じゃない。
井川さんは撮影が始まる前に一雄さんの仕切り方について「きっとこんなふうに全てを仕切られたら『信用されていない』って悲しくなりますよね」とおっしゃっていました。
愛していた人を信じられなくなるというのは悲しいこと。信じていられたら、きっと違う形になっていたのに。
写真:92-1
どうにもならないところまで来てしまった二人
現実に戻ったら死んでしまうと聞かされた一雄さんは最後に、広樹くんのために父親として、両親揃って未来を祈ってやりたいと願っていました。たとえ結果がわかっていても、それでも願わずにはいられないんです。一雄さんの告白を受け入れた美代子さんは一緒にお参りをして、おみくじを引こうと言ってくれました。神社の参拝は「二礼二拍手一礼」と言って、きちんと作法がありますから、それに則って行います。
写真:92-2
まずは二拍手
写真:92-3
心を込めて二人でお参り
皆さんもお正月、初詣のときにはおみくじをひくと思います。HPスタッフもお正月以来だったのですが、運勢とは別に、裏面に書いてある教え部分に「困ったときだけの神頼みではいけません」ということが書いてあって、反省しきりでございました…でも、神主さんいわく「ふだんからいいことがあるように心がけるように、という戒めですから、別に怒られているわけではないんですよ」と優しく諭してくださいました。ありがとうございます、これから日々精進してまいります!
美代子さんと一雄さんも仲良くおみくじを引きました。これまでもこんな優しい空気でいられたら良かったのに。
監督「嬉しそうにして。この時だけは仲のいい、理想の夫婦なので。」
写真:92-4
大吉!
生きるか死ぬかより大切なこと。大事な人に自分の想いを伝えること。本心がわからないまま離れてしまうのは何よりも悔いが残る。次の世界で出会ったとき、本当になりたかった関係になれるように。おみくじにあったように、これから始まる恋愛がきっとそこにある、これまでの噛み合わない人生とは違う人生がきっとそこにはあるんだと信じたい。
笑って泣いて、泣きながら笑ってそれでも生きて。やり直せるものならば、ワゴンに乗って何度でも。祈る相手は神か仏か、忠さんがどれだけ願っても、生きていくのは自分自身。
写真:92-5
どうかカズを生きさせてください!
誰もが大切な人を思って、大切な家族のために生きて。人はいつか死ぬけれど、それまでは生きて生きて、命を尽くすまで生きていく。誰かの涙の上にある人生なんて欲しくない。過去の関係は変えられない、だけど今、こうして本当のことを知って、現実の未来を変えていくことが出来るかも知れない希望を持って。その現実の世界で、後悔を抱えたまま死にゆく忠雄さんとも、そして壊れてしまった広樹くんとも次こそ朋輩になって明るい未来が開けるよう心から願って…
写真:92-6

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